スタジオジブリ『思い出のマーニー』感想。百合だけど百合じゃなかった!(※ネタバレは極力しない方向で書きました)【映画日記】

というわけで昨日の夜、メンズデーを利用して見てきました。


正直、21時20分からだったのでちょっと抵抗はあったんですけど、前から見たいって嘆いていたし、どうせ昨日はスポーツジムやっていなかったし、メンズデーだしっていうので思い切って映画館に足を運びました。
まあ、映画館って言っても近所のデパートなんですけどね。
思い出のマーニーといえばジブリ製作になりますね。
原作は外国の作品らしいですがそういうのを完全に知らない状況で見ることになりました。
まあ、なんで突然ジブリとは言えめったに見ない映画を見ようと決意した理由なんですが……
この作品には百合を連想させる表現があったからです。
百合とジブリ。
この組み合わせは非常に珍しいと確信しました。
まあ、まだ見る前のイメージなんで実際見ないと分からないと言うのもあったので、じゃ見ようかって感じで見ました。
私が入った時の人数は夜遅くの上映ってこともあったので8人ほどだけでした。
まぁ、この作品、子供が見ても問題はないけど理解力は必要だな~って感じましたね。

主人公の佐々木杏奈
喘息持ちで療養のために田舎暮らしを始める。
短髪で見た目はボーイッシュ。でも、体が弱いせいか個人的には少女的な何かを感じました。
この子が田舎に引っ越すところから始まります。

(※今回の感想は極力ネタバレを避ける事にしました)

パンフレットやCMでも出てくるマーニーは序盤なかなか出てきません。
結構待たされた感じがしましたね。
まぁ、それまで杏奈の性格や仕草を知る上での重要な場面だと思いました。
そして、この作品にはところどころ小さな伏線があるんですよね。
序盤がほのぼのジブリ作品を連想さていたのですが、中盤からは謎が発生します。
それは、となりのトトロで言う「何故トトロはとなりにいるのか?」とか「何故猫バスは大人に見えないのか?」みたいなたぐいの謎とは全然違います。
個人的にこの謎と伏線の感じで、最近見たアニメで連想したのは「another」って言うホラーアニメですね。
小さな伏線と回収。きちんと謎が解決できる部分が多かったのは評価できます。

背景
ジブリといえばその背景にも拘っていますよね。
モブキャラから小物まで、ありとあらゆる物が魅力的に感じました。
そして、舞台が北海道ということもあってそういった背景が存在する場所のロケをやったのだと思います。
お店やら道やらとけっこうありそうな場所を見ているのも楽しかったです。
湿っ地屋敷はどうなんだろうかね~
けっこう幻想的な舞台だったからあの場所だけは空想の場所って言ってもおかしくはない。
まぁ、釧路湿原とかあるからもしかしたら実在するのかもね。

マーニー
序盤から中盤にかけてようやく登場するのがマーニー。
もう一人の主人公って言ってもいいんじゃないだろうか?
こういった二人にスポットがあたっている時ってだいたい主人公は二人ですよね。
自分が想像していたマーニーは杏奈が引っ越しした先に住んでいる女の子で、その子と同じ部屋に住むことになるっていう設定を想像していました。
出会いは唐突でしたね。
いや、マーニーが仕掛けたって言うべきか……まぁ、このマーニーとの出会い自体がまさしく『思い出』なんだけどね。

湿っ地屋敷の謎。
マーニーとの出会いの前にこの湿っ地屋敷に訪れる杏奈。
杏奈が時々記憶障害じゃないだろうかっていう表現がありましたけど、思えばこれも伏線だったんだよね。
というか、伏線いくつあったのかもう一度鑑賞したい気分です。
湿っ地屋敷の裏は船で行けるようになっています。
潮の満ち引きの関係で歩いて行くことも可能。
序盤は徒歩で向かった杏奈。
その時にはすでにぼろぼろだった湿っ地屋敷…そしてマーニーとの出会いの時の湿っ地屋敷……。
思えばここから謎の始まりでしたね。
謎って言っても幾つか想像できました。
とは言え、序盤から中盤を見ただけではまだ理解できない部分は多かったと思います。
なぜなら、この作品には途中で重要人物が何人か出てくるからです。

さて、中盤以降は夢なのか現実なのかわからない部分が多々ありました。
あ、これ夢じゃないね~ って理解する部分もあります。
あと、杏奈がやたらと道端で倒れているシーンが有りますけど

デブとのやりとり
モブキャラの一人に物凄いデブがいるのですけど、彼女と杏奈は決して良い関係にはなりませんが、杏奈が彼女に言う一言が結構よかったです。それによって事態と関係が急変するのですが、それでもあの一言はなかなか勇気のある一言だったと思います。
まあ、本人は勇気というより無意識でしたけどね。
ちなみにそのキャラは、『サザエさん』で言うと花沢さんです(笑)
花沢さんを太らせるとあんな感じになるんかな~と

終盤
終盤にかけて杏奈とマーニーの関係がかなり親密になってきます。
終始抱きあうシーンが有るのですが、私としてはそこでどうしてもニヤけてしまうという結果になってしまいました(笑)
結論的に言えば……
百合だけど! 
百合じゃなかった! 
でも、百合百合しかった! 

ですね。
ジブリ作品としては久しぶりに感動のある良い作品だったと思います。
大人向けのアニメと言っていいのではないでしょうかね。
大人向けっていうのはエッチな意味ではないですよ~
そして残された謎も、最後には本人が解決。
というか、本人の記憶にあった……いや、これ以上は言わないでおこう。
ココらへんも本当に『another』っぽいやり方だな~と思いました。
いや、自分の最近のミステリーのデータベースがanotherしか一致しなかったっていうのが原因かも(笑)

総評・Aランク(S~Eランク中)
個人的には満点をやりたい。でも劇場を出て行く時の観客がつぶやいていたんだが、いくつか突っ込みどころは多かった。
そこがいいんじゃないかと言いたいが、だがわかりづらい点が多いっていうのも謎が多い作品の魅力じゃないだろうか?
まぁ、謎は結果的に一つなんだけどね。
人によっては最後うまく出来過ぎじゃね? って思われるかもしれない。
だが、予てから懸念していた「百合」はさほど酷いものではなかった。
むしろ百合ではなかった。百合作品だと勘違いしていたことを謝罪……はしないが(笑)
杏奈とマーニーの絡みは見ていて癒やされるものがあった。
でも、決して『崖の上のポニョ』みたいに楽しいことが多い作品ではないことを言っておこう。
この作品には闇がある。
それを解決していく過程も見ていて楽しかった。
ジブリ作品で久しぶりに絶賛してしまった。
ジブリだから出来た表現だったのかもしれない。
ありがとうジブリ。今後ともヨロシク。
以上。
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テーマ : ジブリ - ジャンル : アニメ・コミック

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